2018年07月22日
VIC(ビク)です。
株への投資で儲けるには、簡単に言うと次の2つの方法があります。
1 株価が上がって儲ける
2 株から配当金をもらって儲ける
1はキャピタルゲイン、2はインカムゲインと言います。
私がよくブログに掲載する株主優待は、1や2のおまけみたいなものです。
今回は1に関する話です。
1 キャピタルゲインを得るにはどうしたら良いか
キャピタルゲインを得るためにすべきことはただ一つ!
「素晴らしい企業の株を割安な時に買って、値上がりしたら売る」
「割安な時に買う」ことについては、
「バーゲンセールになった時に靴下を買いだめするようなもの」
と言ってきました。
今回は、「素晴らしい企業の株」の見つけ方です。
2 バフェットが投資するのは『堀』を持っている企業
投資で最も有名なウォーレン・バフェットは、投資すべき「素晴らしい企業」とは、
「経済的な『堀』を持っている企業」
としています。
この、『堀』を持つ企業はどんな企業なのかについて、パット・ドーシーの「千年投資の公理」にありましたので紹介します。
3 堀をもつ企業とは
堀を持つ企業はどういった企業なのか、それは次の4つのうちのいずれか、または複数あてはまる企業であるとのことです。
1 無形資産(特許やのれん)を持っている
ブランドや特許、行政認可など様々あり、市場で独自の地位を確立できるという機能がある企業ということです。
2 コストによる優位性に優れている
顧客の購入条件のうち、価格以外の決め手がない場合に、安い価格を提示できる企業ということです。
本の中では、飛行機を購入する際、ボーイング社とエアバス社の飛行機を価格で比較して購入する例がありました。
3 顧客に他社製品に乗り換えることを躊躇させる
たとえば、銀行を変えることは、銀行での書類記入の手続き、光熱費の引き落としの設定変更など、ストレスが多いということです。
乗り換えコストが高い場合事業を行っている企業に、競争上の優位性があるといえるということです。
4 ネットワーク経済を築いている
ユーザー数が増えれば増えるほど価値が上がる事業を行っている企業ということです。たとえば、オークションサイト。
参加者が多いオークションサイトほど、出品したい人、売りたい人がさらに集まりサイト自体の価値をさらに高めるということです。
4 堀のある企業をライバルより先に見つけるためには
堀を持つ企業は先ほどの1~4に当てはまるということは、ある意味周知の事実です。
つまり、1~4を持つ企業の株価は既に割高になっている可能性が高いです。
よって、堀のあることを他の投資家が気が付いていないような企業を見つけださなければなりません。
それは、どうやって探せばよいでしょう。
本において、「正しい場所で堀を探す」とされています。
「正しい場所」を「正しい業界」と言い換えると分かりやすいでしょう。
本の中では、ソフトウェア会社とハードウェア会社では、ソフトウェア会社の方が堀が多く見つかると記載されています。
これは、ソフトウェアが正常に動くには、他のソフトウェアと統合させる必要があるものが多く、それが囲い込みと高い乗り換えコストにつながり、堀となっているとのことです。
逆に、レストランや小売業などの、消費者に直接サービスを提供する企業は競争上の優位性を築くのが難しいとのことです。
なぜなら、人気のあるコンセプトはほぼ確実に、かつ簡単に真似されてしまうからです。
たとえば、あるファミレスで「チーズインハンバーグ」がヒットすると、他のファミレスでも同じようなメニューを用意するということがよくあります。
このように、本の中では、堀の持つ企業の探し方が書かれています。
また、大部分の投資家よりも成功率が高まる5つのポイントが書かれてます。
ブログでの紹介はこれくらいにしておきます。
大事なところを理解するには、実際にこの本を手にとってご確認ください。
投資する企業選びの参考になるかと思います。
今年の夏は外にでるととても暑いです。涼しい部屋でこの本を読んでみてください。
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