2018年08月24日
VIC(ビク)です。
社会人として仕事をしていく上で、良質な情報をインプットしていくことが重要だとお伝えしました。
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良質な情報として、官公庁からの統計情報があります。
そして、将来に関する情報として、信頼度が高いとされているのが、「将来推計人口」です。
これは、国立社会保障・人口問題研究所が、国勢調査の確定数が公表されたことを受けて、これを出発点とする新たな全国人口推計(日本の将来推計人口)として発表している統計です。
様々な業界では、これをもとに将来の方針や計画が立てられています。
ここで思いました。
官公庁などの統計情報を、投資する業界の選定に使えないかと。
1 将来人口推計
高齢者だけが人口増える
2017年4月に国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の将来推計人口(平成 29 年推計)」を見てみます。
参考
ご存知のとおり、基本的には日本人の人口は減っていきます。
人口減少に向かう中、なんと人口が増える年代があるのです。
それは、65歳以上の人口です。
赤で囲んだところをご覧ください。
2040年までに65歳以上の人口が2割くらい増えるのです。
今後増えていく65歳以上の方の消費動向が分かれば、投資すべき業界が見えてくるのではないでしょうか。
2 各年代の主な投資先
8月17日に総務省から発表された「家計簿からみたファミリーライフ(平成30年)」をご覧ください。
60歳代の世帯では、フィットネスクラブなどのスポーツ施設使用料が支出金額・支出割合ともに最も多くなっているようです。
老後を健康に過ごすために、また、ケガをしないように、フィットネスクラブに通って適切な運動するということなのでしょう。
また、社会との縁が少なくなる退職後に、運動仲間を見つけるという目的もあるのかもしれませんね。
3 成長する可能性が高い業界
1、2で見てきたことをまとめます。
・65歳以上の人口が増える
・60歳以上はフィットネスクラブにお金を使う
ということになると、今後伸びてくるかもしれない業界は、フィットネスクラブ関連企業であると言えるかもしれません・・・
んーでも、これは普通の人でもイメージできるような一般的な予測ですね。なんの驚きもありません。
一応、フィットネスクラブ関連企業の業績を見てみます。
・ルネサンス
どちらも営業利益が年々上昇しています。
画像にはありませんが、1株あたり利益も順調に伸びています。
このように、官公庁などの統計情報は、投資する業界を選ぶ際の参考とできるかもしれません。
もちろん、業界を選ぶだけでなく、そこから優良な企業を探し、割高でない時に投資することも重要ですのでご注意ください。