2018年10月26日


VIC(ビク)です。



日本の有名企業の不祥事がまた発覚して大きな騒ぎとなっています。


油圧機器大手のKYBの免震・制振オイルダンパーの検査データ改ざん問題が大きく騒がれています。


株価も大きく下落しています。


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不祥事を起こす企業は残念ながらなくなりません。


そういった企業の株価はどんな動きをするのか確認してみます。

法則性があるとしたら、株価のリバウンドを狙って利益がとれるかもしれませんね。



今までに不祥事を起こした有名企業といえば、日産や神戸製鋼所、三菱マテリアルですね。

これらの企業の不祥事の内容や株価が不祥事発覚前までに戻るのに要した日数を調べてみます。



まずは、日産自動車です。


1 日産自動車


(1)内容

新車の完成検査を無資格の従業員に行わせていた。また、それらの検査を、提出書類上は有資格者である従業員が担当したかのように偽装していた。


(2)不祥事発覚日

2017年9月29日


(3)株価推移(不祥事発覚の週は矢印で示しています)

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(4)不祥事発覚直後の株価の底

約10日後


(5)株価が不祥事発覚前に戻るまでに要した日数

約80日



次に、神戸製鋼所です。


2 神戸製鋼所


(1)内容

アルミ製品の一部の性能データを改ざんして納入していた。製品の供給先は約200社に及ぶ。


(2)不祥事発覚日

2017年10月8日


(3)株価推移(不祥事発覚の週は矢印で示しています)

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(4)不祥事発覚直後の株価の底

約10日後


(5)株価が不祥事発覚前に戻るまでに要した日数

約30日



次は、三菱マテリアルです。



3 三菱マテリアル


(1)内容

グループ企業の製品のデータ改ざん。

製品は自動車、船舶、航空機のエンジンなどの設備に幅広く利用されている。基準に達していない不合格製品が自衛隊の船舶や航空機エンジン向けに出荷されていた。


(2)不祥事発覚日

2017年11月23日


(3)株価推移(不祥事発覚の週は矢印で示しています)

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(4)不祥事発覚直後の株価の底

約10日後


(5)株価が不祥事発覚前に戻るまでに要した日数

約50日




とりあえず3社の状況を確認しました。


法則性は、3社ともに「不祥事発覚直後の株価の底」が約10日後ということでした。

KYBが不祥事を公表したのは10月16日なので、単純に考えると26日が底になるのか。


3社だけなので今回のKYBも当てはまるかはわかりません。

株価の動きは不祥事を起こしただけでなく、その時の経済状況によって変わります。

3社ともに一時的には不祥事前の株価に戻っても、その後株価が下落していますね。
不祥事銘柄への投資はちょっと難しいですね~。



関連記事です。


せっかく買った日本企業の株が、その企業の不祥事により暴落することはあるかもしれません。個別銘柄の選び方は難しいですね。

少しでもよい企業を選べるように、バフェットの考え方を参考にしてください。


バフェットは「堀」のある企業に投資する!「堀」のある企業の探し方は?




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