2019年04月08日
VIC(ビク)です。
個人投資家に大人気の銘柄である「すかいらーく」から2月14日に「2018年度通期決算説明会資料」が発表されていました。
資料の中で驚くべき言葉が・・・
配当方針を「調整後当期利益の30%を配当として株主様へ還元する」に変更
これは「配当金を減らします」というものです。
昨年と比べて配当が半分くらいになってしまいます。
(配当性向が2018年の58%から2019年に30%に変更)
また、気になるのは、株主優待!
株主優待については、こんな言葉がありました。
「株主優待は現行の制度のままで継続実施」
すかいらーくの過去の決算資料と比べると株主優待に対する姿勢が明らかに変わっています。
今回発表された「2018年度通期決算説明会資料」には、「株主優待の影響により減益」とあり、株主優待のせいで利益が小さくなってしまったというような言葉が何度も出てきます。
配当金を減らした次は、株主優待を縮小または廃止することも考えているのでしょう。
すかいらーくがもっと稼げるようにならないと次は株主優待が危ない!
すかいらーくは現在どのような状況にあるのか、今後どうなっていくか見てみましょう!
このブログのポイント
1 2018年の業績(デリバリーが好調)
2 今後の戦略(顧客が望むものに力を入れる)
1 2018年の業績(デリバリーが好調)
(
売上高は3,664億円で前年比2%増です。
売上高をもう少し細かく見てみます。
2018年は「イートイン」が売上を下げています。その下げた分を「デリバリー」が補っているようです。
私はすかいらーくの「デリバリー」を利用したことがありません。
すかいらーくのサイトを見ると、「注文は税込み1,500円以上から」とありました。
本業の成績を示す営業利益は229億円で前年比19%減です。
本業の成績が約2割減というのは結構致命的です。
その原因として、
・人件費増
・株主優待影響
と記載されています。
株主優待を悪く言う言葉がさっそく出てきましたね。
2 今後の戦略(顧客が望むものに力を入れる)
(1)顧客密着戦略
顧客の行動や好みを今まで以上に分析して、一人ひとりに合った情報を発信することを行っていくようです。
重要なのは情報です。
すかいらーくは「外食産業でデジタル企業を目指す」
Googleのように
データサイエンティストが4億人のお客様のデータを徹底分析
Facebook/Amazonのように
データベースと人工知能でお客様を特定してパーソナライズ
とありました。
(2)業態転換
2018年は新規出店89店、業態転換16店でした。
2019年は新規出店70~80店、業態転換50~70店と考えているようです。
(1)で顧客が何を望んでいるか分析・把握して、顧客が求めるような業態に転換することにかなり力を入れるということですね。
「しゃぶ葉」あたりに転換が進むのかもしれません。
私が大好きな「むさしの森珈琲」は「地域を選別して出店」とありました。
ぜひとも出店を増やしてほしい!
VIC(ビク) [約1,008万円運用中]@VIC_investor大好きな「むさしの森珈琲」でモーニング!
2019/04/07 11:21:27
激務を乗り切ったので、これくらい糖分摂取しても許されるはず!
#むさしの森珈琲 #モーニング https://t.co/uLQhROgKMG
「むさしの森珈琲」には時間ができると訪れています!
iPadかノートPCでも新しく買ったら朝から晩まで居座ってしまいそう…。
(3)デリバリー
(2)で顧客が求める店に業態転換することに力を入れることをお伝えしましたが、店内で食事するよりも「デリバリー」を求める方も増えているようです。
「イートイン」の売上減を補っているのは「デリバリー」ということでした。
その「デリバリー」売上高は2018年には前年比15%増を記録しています。
となると、「デリバリー」にも力を入れるのは当然です。
今後については、キャッシュレス化の導入や配送システムのIT化をより効率化するとともに配達するデリバリー要員の雇用形態を多様化とあります。
デリバリーが伸びている一方で、人件費増に苦しむ。
資料の同じページには、「他社との取り組みを推進」とありました。
デリバリーを他社と連携して行うということかもしれまん。
以上です。
ただ、すかいらーくの株主優待の権利取得は次は6月。
なんとかして利益を増やして株主優待を維持してほしいですね。
関連記事です。
すかいらーくの株主優待に関する過去の記事はこちらです。
むさしの森珈琲やガストで使えるすかいらーくの株主優待、総合利回りは圧巻の約6%!
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