2019年09月21日
「割安ハンター」のVIC(ビク)です。
今回は、9月26日から新たに始まる「ひふみワールド」に関する内容です。
「ひふみプラス」などを運用しているレオスキャピタルワークスのこれまでの海外調査実績や調査対象を踏まえて、「ひふみワールド」について調べてみました。
そもそも、「ひふみ」がどんなところに投資しているかご存知でしょうか。
と思われている方も多いかもしれません。
たしかに、今まで日本の中小型株への投資に強みを持っていたのは事実でしょう。
しかし、ひふみ投信自身は、日本の中小型株にのみ投資するという説明したことは一度もないようです。
世界中に投資する想定でスタートし、2019年になってようやく、海外に調査するゆとりが出てきたので海外に投資するようになったのです。
今回のブログの一部は、「2019年9月ひふみアカデミー」の話を抜粋したものも含んでいます。
動画を見たことない方はぜひこちらをご覧ください。
2019年9月ひふみアカデミー
ポイントとなるところをまとめましたので私のブログもご覧ください!
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続きをどうぞ!
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1.海外調査の実績は倍増
海外株の調査について説明させていただきます。
こちらは、半年毎のレオスの調査の実績です。
2017年の下半期の段階だと半年間で960件くらい、色々な会社に会うことやミーティングをこなしていました。
当時の運用部は藤野社長以下6名しかいませんでした。
2018年の上期も件数は変わらないし、人数も6名のままでしたが、2018年の4月から2名が追加で運用部に参加しました。
6月には海外株の調査でエキスパートと呼べる者に加わってもらっています。
これにより2018年下半期の海外株の調査件数が大幅に増加しています。
その後、さらにもう1名ストラテジーを見られる者も参加しています。
2019年の上半期に海外株の調査の体制は11名となり、その件数は1899件となりました。
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2.調査対象は全世界のユニークな成長企業
(1)調査先トップは北米だが中国・欧州も調査対象
どんなところに調査しているかも重要ですよね。
(ひふみアカデミー)
調査エリアとしては、国内は約7割、海外は3割。
海外株の組入れが10数%しかないことを考えると、海外株への調査にかなり重心を置いているということが言えます。
そして、その調査先は北米が一番大きくなっています。
また、アジアの27%をはじめとして、それ以外の地域に力を入れて調査をしているという状況です。
まさに投資対象を全世界に探しているのです。
(2)日本企業にはないユニークな成長企業へ投資
ひふみは世界中を調査対象としていますが、実際に投資しているのはどういった企業なのかもう少し見てみます。
(ひふみアカデミー)
実際の投資先を地域別に見てみると、今のところは米国への投資の割合が非常に大きい状況です。
しかし、中国やアジアにも投資しています。
先ほどの調査対象と同じ傾向ですね!
また、時価総額でみると、5兆円以上の巨大企業への投資が大半を占めています。
これは、アメリカへの投資が大半を占めていることと、アメリカの会社は時価総額が大きい会社が多いので、結果的にこのようになっています。
一方、1兆円未満ということで、日本の企業にはないユニークな成長企業を見つけて、複数のアジアのユニークな会社にも投資しています。
これらの特色ある企業への投資が中期的にパフォーマンスに貢献してくれるとよいと思っています。
具体的にどの会社に投資しているかについては、月次のレポートで開示していること以上は具体的に申し上げることはできません。
もし詳しく知りたいということであればもうすぐでるひふみの報告書を見てください。
9月末にひふみのファンドが決算を迎えます。
決算の段階で年に1回は全銘柄が目論見書として出てくるので、そこに200銘柄載ってきます。
多分、海外株はこれからも増やしていくこととなりますし、皆さんが聞いたことが無いようなユニークな会社を紹介できると思います。
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3.「ひふみ」が新たに設定する「ひふみワールド」とは
海外調査にさらに力を入れている「ひふみ」の運用会社であるレオス・キャピタルワークスは、今月から新たな投資信託を設定します。
それは、「ひふみワールド」です。
(レオス サイト)
これの特徴を「ひふみ」のサイトで確認してみます。
・顔が見える運用
そして重要なのがここからです。
コストですね!
買付手数料と解約手数料は無料です。
そして、信託報酬は税抜きで1.48%となるようです。
私が投資している「ひふみプラス」と比べてみます。
ひふみワールド | ひふみプラス | |
信託報酬 | 1.48% | 0.98% |
ひふみワールドの方がひふみプラスより約0.5ポイント高くなっています。
高い!って感じですよね!
しかし、長期保有で信託報酬が安くなります。
ひふみプラスの投資先の地域は、
・日本 約86%
・海外 約13%
ひふみワールドの投資先はほとんどが海外となると思われますので、ひふみワールドはひふみプラスと大きく異なる投資信託となることが予想されます。
信託報酬が高くても、きちんと結果を出せるならよいのですが・・・!
そんな「ひふみ」は、お伝えしたように、2019年は8月以外はずっとTOPIXに勝っています。
「ひふみ」に興味がある方はこちらを見てみてください!
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関連記事です。
今回は、世界中を投資対象とする「ひふみワールド」に関する内容でした。
世界中を投資対象とするということは、世界中の経済情勢を知っておくことが必要になります。
逆イールドカーブが騒がれる中、世界に投資して大丈夫なのか、レオスが解説してくれています。
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