2018年11月16日
すかいらーくの2018年通期決算説明資料が発表されました。
ポイントをまとめたのでこちらを御覧ください。
すかいらーくが業績悪化により減配!株主優待は大丈夫か決算説明会資料を見てみる!(2018年通期決算)
以前の記事は下のブログを御覧ください。
VIC(ビク)です。
個人投資家に人気のすかいらーくの株価がかなり下がっていますね。
11月14日に第3四半期の決算が発表され、業績予想が下方修正されたことが原因です。
私はすかいらーくの株主優待で「むさしの森珈琲」という店が好きで、多いときは3週末連続で行くこともあります。
ここの、「ふわっとろパンケーキ」はおすすめです。
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むさしの森珈琲やガストで使えるすかいらーくの株主優待、総合利回りは圧巻の約6%!
できればこの先も株主優待で「むさしの森珈琲」に通い続けたいのですが、すかいらーくの業績が良くないようなので心配です。
配当金や株主優待は今後どうなるのかについて確認してみました。
参考
株式会社すかいらーくホールディングス
1 配当金と株主優待は現状を維持!
私たち個人投資家が気になるのは、株主優待や配当金が今の金額を維持するかどうかですね。
そこについては、次のとおり明記されていました。
株主還元について
• 配当については当初予想(期末配当1株当たり22円、年間合計38円)を据え置く
• 株主優待制度についても継続し、引き続き株主様重視の経営を行う
「ホントに大丈夫かな~」って疑ってしまします。
ということで、すかいらーくの業績を見てみましょう。
2 第3四半期の業績から類推する2018年の当期純利益は約140億円
今回の資料では、すかいらーくの第3四半期9ヶ月間の当期純利益は104億円でした。
これを1年間に割り戻すと、約140億円です。(P4参照)
昨年2017年の当期純利益は約170億円でしたので、昨年より約20%も少なくなっています。
結構な落ち込みですね。約20%も落ち込んでるのに配当金と株主優待を今までと同じ額で維持できるのか信じられないですよね。
こんな状況では株価が下落してるのも仕方ないと思います。
また、気になるのが「流動負債」です。
9月末現在で約1,600億円あります。(P6参照)
これは、すぐに返さなければならない借金と考えてください。
返すための現金はどのくらいあるのか、
見てみると約160億円だとのことです。(P7参照)
これはローンやらなんやらでなんとかするみたいです。
キャッシュ厳しいのに配当金出せるのかな。
3 投資家への配当金や株主優待にかかるコスト
財務状態は「安心」と言い切れるものではありませんでした。
やはり、配当金と株主優待が維持されないのではないかという不安が残ります。
ということで、そもそも投資家への配当金や株主優待にかかるコストがどのくらいなのか見てみます。
配当金 | 株主優待 | 合計 | |
すかいらーく (純利益: 約140億円) | 約75億円 | 約6億円 | 約80億円 |
(株主優待にかかるコストは推計です。)
配当金と株主優待の合計と純利益を比べると、まだまだ余裕はあります。
確かにこれなら配当金と株主優待を維持できるということを信用できます。
とりあえず、「配当金と株主優待は本当に維持される」ということにしておきましょう!
ちなみに、配当金と株主優待にかかるコストをどうやって計算したか載せておきます。
見なくても大丈夫なので、必要ない方はとばしてください。
まずは、株主に払っている配当金について確認してみます。
(1)発行済み株式数
約1億9,700万株
(2)一株あたり配当金
38円
(1)×(2)=約75億円
つぎに、株主へ出している株主優待について確認してみます。
といっても、株主優待にかかるコストの計算は、
・保有株数によりもらえる株主優待の額面が異なること
・株主優待をもらえる保有株式数の上限は1,000株であること。(1,000株以上保有してる株主には優待を追加で付与しない)
ことから、計算は難しそうでした。よって、適当に推計したものなので正確ではありませんのでご注意ください。
(1)優待で提供する商品の原価
優待額年間約6,000円×飲食店の一般的な原価率40%=約2,400円
(保有株数により優待額は異なりますので、ざっくりとした計算です)
(2)個人投資家数
株主数約43万人×個人投資家の割合70%=約30万人
(1)×(2)=約6億円
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